キャリアパス

研究室で取り組むのは、社会や産業の問いを立て、データと現場の知見を組み合わせて検証し、その結果を伝えることです。この経験は、研究・政策・企業のさまざまな仕事に生かせます。ここでは、研究内容と関係の深い進路の例と、修了生の実際の進路を紹介します。

研究を通じて身につくこと

修士・博士論文の研究と、研究室のプロジェクトへの参加を通じて、次のことに取り組みます。

問いを立てる

科学技術政策や技術経営の課題から、データで検証できる研究課題を設定します。先行研究を読み、何がわかっていて何がわかっていないかを整理するところから始めます。

データを集め、整える

論文・特許・受賞歴・ニュース記事・アンケートの自由記述など、研究に必要なデータを自ら収集し、分析できる形に整備します。

分析し、確かめる

統計分析やテキスト分析、ネットワーク分析などの手法を、聞き取りや資料調査などの定性的な知見と組み合わせて使います。結果が後知恵や偶然によるものでないかを確かめる手順も重視します。

伝える

論文や学会発表、報告書として成果をまとめ、専門外の人にも伝わる形で説明します。

研究室のプロジェクトの例:航空宇宙・防衛産業のサプライチェーン分析(ニュース記事からの関係ネットワーク構築)、受賞歴にもとづくノーベル賞予測(日本経済新聞社の記者との共同研究)、国立市データ分析(市民アンケートの自由記述の分析)

研究内容と関係の深い進路の例

以下は研究内容と関わりの深い分野の例であり、特定の就職先や待遇を約束するものではありません。進路は一人ひとりの関心と研究によって異なります。

シンクタンク・調査研究機関

官公庁や企業から委託を受け、科学技術や産業に関する調査・分析を行う仕事です。研究室での調査研究と最も近い仕事の一つです。

官公庁・公的機関

科学技術・イノベーション政策の企画や評価に携わる仕事です。データにもとづいて政策を検討・評価する経験が生かせます。

企業の研究開発企画・データ分析

事業会社で、研究開発テーマの検討、技術動向の調査、社内データの分析などを担う仕事です。

コンサルティング・投資

企業の技術戦略や新規事業の検討を支援する仕事や、スタートアップへの投資判断に関わる仕事です。

博士課程・研究職

博士課程に進学し、大学や研究機関で研究者としての道を目指すことができます。

社会人学生として

勤務を続けながら、または休職して在籍し、研究で得た知見と手法を所属先の仕事に持ち帰る進路もあります。

修了生の進路

2026年3月に修士課程を修了した1名は、現在、株式会社三菱総合研究所で活躍しています(チーム参照)。研究室はまだ新しく、修了生は多くありません。今後、修了生の進路を順次紹介していきます。

進路に向けたサポート

指導教員との相談

研究の進め方とあわせて、修了後の進路についても指導教員に相談できます。

研究成果の発表

学会発表や論文投稿を通じて、研究の成果を外部に示す機会があります。

起業に関心がある人へ

起業に関心がある学生向けの取り組みは、起業家創出のページで紹介しています。

研究室への参加を考えている方へ

研究テーマや進路について知りたいことがあれば、気軽にご相談ください。